☆お絵かきの始まり
てんてん、グルグル、ぐしゃぐしゃのなぐり描きからはじまります。
「なぐり描き」の時期にはクレヨンやマジックの様な少し太めの筆記用具が(グー握りで)持てるようになった1歳頃です。
絵を描いているというよりペン先と紙が擦れる感覚や自分の意思で線を描くのを楽しんでいるようです。
この頃には制限を設けずに好きなだけ自由に描かせてあげることを大切にすることをオススメします。

2歳児のお絵かきを見ていると何かつぶやきながら画用紙に向かっています。

歳頃になると個人差がありますが横線、縦線、丸を意識して描くことができるようになっています。
早い子だと顔が描けたり、三角(しっかりと角がしまっている)が描ける子もいたりします。

「命名期」と呼ばれる時期にあたり、丸や線に子どもなりのしっかりとした意味が出てきます。
丸(模様)に意味をつけて(お父さんやおかあさん)描いています。

たくさん描いた後には子どもと絵を眺めながら「これはなに?」、「この子は何をしているの?」とたくさん聞いてみてください。
すると子どもはキラキラした目で、自分の想像した世界や、思い出に残った世界を案内してくれることでしょう。

4歳後半頃には皆さんも1度は聞いたことがある「頭足人」が出てくる「図式期」という成長段階に入ります。
この頃には自分の思う図形(閉じた丸、直線、曲線)をある程度描けるようになり段々と大人からも何を描いているのかを推測しやすくなります。
この頃の発達段階を「図式期」というのは、丸や三角、四角といった図式を用いて絵を構成していくからと言われています。

5歳を過ぎると絵に個性がどんどん現れてきます。一保育士の見解としては、
感性や指先の発達によって自分の思い描く絵を描けるようになることで、個性が表れるのではないかと思っています。
この頃の発達を「レントゲン画法」と呼ぶことがあります。

例えばこれまで、四角の上に三角が乗っただけの二次元の家から、家の中には人や家具があることの認識によって、
家の輪郭の中に人や物を描きます。それが私たち大人にとってはレントゲンで家を透過して見ているかのように感じるのです。

この頃のもうひとつの大きな特徴が「基底線(きていせん)」と呼ばれるもので、ほとんどの子どもが画用紙の上と下に横線を引きます。

これらが空と地面を表していて、更に発達をしていくと、その基底線が狭まり地平線になります。